毒草一覧
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アネモネ
カラフルな花なのでフラワーアレンジメントなどによく使われますが、切り口の汁液には十分注意が必要です。ギリシャ神話では、美少年アドニスが死んだときにアフロディーテが流した涙から生まれた植物とされています。
毒草名
アネモネ(Anemone)、花金鳳花(はなきんぽうげ)、牡丹一華(ぼたんいちげ)、花一華(はないちげ)、紅花翁草(べにばなおきなぐさ)、Wind flower
学 名
Anemone coronaria
特 性
キンポウゲ科 アネモネ属、真実の多年草
花 期
3〜5月
毒部位
全草、汁液
成 分
プロトアネモニン(Protoanemonin)
症 状
皮膚炎、水泡、化膿
属名のアネモネはギルシャ語のアネモス(風)の意味を持ちます。パレスチナに多く分布しているところから、新約聖書の「野の花」はアネモネではないかとも考えられています。
英名で「Wind flower -風の花-」とも呼ばれていて、春になって最初に吹いてくる穏やかな春風の力を借りて咲くと伝えられています。どちらにしても「風」と縁のある花なのですね。
古代ギリシャでは、悲しみや死の象徴ともされていて死者の顔を飾る花輪にもなっていたといわれます。一部ではキリスト復活の花として復活祭に飾られ、永遠の生命への願いを託す花とされています。
花に見えるのは、実は花ではなく萼片が花弁状となったもののようです。どっちでもイイですね。
原種のひとつ「シルベストリス」
ちょっと変わったタイプです。
八重がありました。違和感100%です。
空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。
「マタイによる福音書」6章26節〜31節(新共同訳)
≪MEMO≫
・♪『アネモネ摘みとった手を強く引き寄せたのはあなたで 無理矢理奪われることを待っていたのは私』杏子さんの「アネモネ」です。
・花は妖精の隠れ家となっていて、嵐が来るとアネモネは花びらを閉じて中の妖精を守るといわれている。
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